グエン・ファン・クアン・ビン監督の映画「果てしなき大地(ベトナム語タイトルCanh dong bat tan)」が6日、在米国ベトナム大使館により米国ワシントンのコンサートホールで上映され、上映会に出席した多くの米国人の学者や学生に絶賛された。7日付ベトナムプラスが報じた。
この映画は、妻に裏切られた父親と姉弟の3人家族がメコンデルタを放浪しながら暮らすところへ、傷ついた娼婦が助けを求め、共に生活する姿を描いたもので、ベトナム国内でも人気を博した。
上映会に出席した米国の大学教授は、これまでベトナム映画というと大半が戦争映画だったが、「果てしなき大地」では南部の庶民の暮らしを主題にしており、人々の日常やベトナム南部の河川などの風景がとても美しく描かれていると高く評価した。 同映画は今後17日まで米国の複数の州で上映される。
このほか、ニューヨークに事務所を置く非営利団体ベトナム教育文化研究所はペンシルバニア大学、プリンストン大学、ニューヨーク大学、エール大学等でも同映画の上映会を実施する予定。同研究所は越米の文化交流活動の一環として、年に2回全米の大学10~15校でベトナム映画の上映を行っている。