米国のエンターテインメントとセレブリティに関するニュースサイト「TMZ」によると、米国人ラッパーのリル・ジョン(Lil Jon)がこのほど、ベトナムを訪問した際に多量のゴールドアクセサリーを身に着けていたことから、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港に6時間にわたり拘束されたという。リル・ジョン本人もこれを認めている。
(C) zing |
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事件が起きたのは16日のこと。リル・ジョンはホーチミン市での公演を終えて次の目的地であるマカオに向かうところだった。しかし、税関で規定を超えるゴールドを所持しているとして拘束された。
当時、リル・ジョンは総額40万USD(約4400万円)相当のゴールドアクセサリーを身に着けていた。規定では、1万2000USD(約130万円)相当を超える場合は税関で申告しなければならないことになっている。
リル・ジョンは在ベトナム米国大使館に連絡して助けを求め、職員2人が駆け付けた。その後、アクセサリーは返却され、処分を受けることもなく解放された。今回の騒動についてリル・ジョンは、「規定を知らなかった」と陳情している。
予定の便に乗り遅れたリル・ジョンは新たに航空券を購入し、急いでマカオへ飛んだ。そして翌17日午前0時30分にようやくマカオへ到着し、1時間半後の午前2時にはステージに立ったという。
リル・ジョンは1971年生まれ、米国ジョージア州出身のプロデューサー、ラッパー。2000年代の米国南部のヒップホップの主流となったラップのジャンルの1つであるクランク・ミュージックのパイオニアとして知られる。