- 8月22日公開のベトナム映画
- 14日夜までに興行収入約36.3億円突破
- 数日中に7000億VNDに達する可能性も
ベトナム全国の映画館の興行収入データを分析するボックスオフィス・ベトナム(Box Office Vietnam)によると、8月22日に公開されたベトナム映画「Mua Do(英題:Red Rain)」が、14日夜までに興行収入6500億VND(約36億3000万円)を突破した。
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同作品は、ベトナム映画として初めて興行収入6000億VND(約33億5000万円)を超えた作品となり、この勢いを維持すれば、数日中にも興行収入7000億VND(約39億円)に達する可能性があると見られている。
また、ボックスオフィス・モジョ(Box Office Mojo)によると、同作品は15日午後の時点で2025年における世界の興行収入ランキングで68位に立っている。
これに先立ち、同作品は、人気男性コメディアンのチャン・タイン(Tran Thanh)が監督を務めた「Mai」(2024年2月公開)の5510億VND(約30億8000万円)を抜き、公開17日間でベトナム映画歴代興行収入ランキングの1位に立った。
同作品は、公開1週間で興行収入2000億VND(約11億2000万円)を突破し、大衆受けが難しいとされるベトナムの革命戦争映画としては過去最高の興行収入を記録した。さらに、「Mai」に続いて、興行収入が5000億VND(約27億9000万円)を超えた2本目のベトナム映画となった。
革命戦争をテーマとした「Mua Do」は、ダン・タイ・フエン(Dang Thai Huyen)氏が監督を務め、フエン監督とともに脚本を手掛けるチュー・ライ(Chu Lai)氏の同名小説が原作だ。1972年、北中部地方クアンチ省のクアンチ古城を守るため、人民や兵士たちが勇敢に戦い抜いた81日間の出来事をもとにした作品となっている。