南中部沿岸地方ダナン市のフラマ・リゾート・ダナン(Furama Resort Danang)で3月23日(木)・24日(金)の両日、アジア初となるビットコインのライトニングネットワークに関するカンファレンス「ビットコインビーチ・ベトナム(Bitcoin Beach Vietnam)」が開催される。
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同イベントはベトナムのビットコイン取引所ビットコインVN(BitcoinVN)とベトナムに開発拠点のあるビットコイン・ライトニング・ウォレット開発のニュートロンペイ(neutronpay)、マルチシグ・ビットコイン・ウォレットのヌンチャク(Nunchuk)が共同で主催する。
登壇予定者はライトニングラボ(Lightning Labs)のエリザベス・スターク(Elizabeth Stark)最高経営責任者(CEO)、ビットコイン開発者・起業家のジミー・ソン(Jimmy Song)氏、ニュートロンペイのアルバート・ブウ(Albert Buu)CEO、ビットコインVN のドミニク・ウェイル(Dominik Weil)CEO、日本最大のライトニングコミュニティであるダイヤモンドハンズ(Diamond Hands)共同創業者の東晃慈氏など国内外から多数の著名スピーカーを迎える予定。
カンファレンスに先立ち3月22日(水)18時からは前夜祭イベントが開催される。23日と24日は9時~17時がカンファレンス、17時からビーチとプールサイドで懇親イベントとなる。入場料は2月中に申し込みの場合、22日の前夜祭が25USD(約3400円)、23日と24日のカンファレンスは学生およびベトナム人が35USD(約4700円)、一般が375USD(約5万円)となっている。
詳細はビットコインビーチ・ベトナムの公式ページ<https://lightningcon.org/>を参照。
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※ライトニングネットワーク:
ビットコインの送金スピードやコスト、処理性能を改善するために、ビットコインブロックチェーン(ベースレイヤー)上に構築され、少額即時決済に特化したオフチェーン=レイヤー2(ペイメントレイヤー)技術の名称。最も分散性や安定性、中立性が高いビットコインの特性を生かしたまま送金効率を高め、秒間100万取引以上(VISAカードは秒間6万5000取引)の高速かつ安価で安全な送金が可能なため、将来的に少額即時決済の主流になる技術と目されている。
※ビットコインビーチ:
2019年から中米にある国家エルサルバドルのビーチ沿いの村で、銀行口座にアクセスできない住民や商店向けにビットコイン・ライトニングネットワークによる即時決済を、世界中からの寄付金により実証実験した「ビットコインビーチ・エルサルバドル」に由来する。(2021年にエルサルバドルはビットコインを法定通貨とした。)
※ニュートロンペイ(neutronpay):
ベトナム系カナダ人のアルバート・ブウ(Albert Buu)氏が、ベトナムでのビットコイン・ライトニング決済の普及を目的として2018年に設立したビットコイン・ライトニングネットワーク・ウォレット開発スタートアップ企業。カナダのバンクーバーとホーチミン市に開発拠点がある。2022年6月にはシードラウンドで225万USD(約3億円)の資金調達を実施した。
※ダイヤモンドハンズ(Diamond Hands):
日本最大のビットコイン&ライトニングコミュニティ。メールマガジンや詳細レポート等でビットコインやライトニングの普及推進活動を行っている。また、世界有数のルーティング(ライトニングノードの運用)コミュニティを形成している。送金経路最適化など日本語でも多くの情報を発信しており、日本のビットコイン・ライトニング分野における代表的な存在。
Diamond Hands日本語公式ページ:https://www.diamondhandsnode.com/jp