A型及びH5N1型インフルエンザの特効薬であるタミフルを服用した日本の複数の児童が、高い所から飛び降りるなどの異常行動をとったというニュースが、最近海外のメディアでも頻繁に報じられている。
この問題に関して、保健省治療局のキン局長は23日、これまでのところ世界保健機関(WHO)から鳥インフルエンザの治療にタミフルを用いることについての警告文書は受け取っていないと明らかにした。
キン局長はまた、ベトナムにおけるタミフルの管理は徹底しており、医療機関以外での使用は認められていないため、誤った使用によって副作用が起こる可能性は極めて少ないとの考えを示した。熱帯病臨床医学研究所ではHN51型ウイルスに感染したと見られる肺炎患者にのみタミフルの投薬を行ってきたが、これまでに発生した副作用はめまいや吐き気といった軽微なものに限られているという。