保健省は10月31日、全国的に流行しているデング熱の対策についてホーチミン市幹部と協議した。同省によると、デング熱の発症例は全国の20省・中央直轄市で6万5000件が報告されているが、このうちホーチミン市での発症例が20%を占めている。
年初からこれまでに入院したデング熱患者の数は、ホーチミン市第1小児病院では前年比130%増の4500人、第2小児病院では前年比169%増の3080人で、特に重症患者数が前年の2倍に達している。現在市内のすべての村・地区でデング熱の発生が確認されている。同市保健局は保健省に対し、同局だけではデング熱対策は不可能と支援を求めている。