大型で非常に強い台風13号(メーギー、ベトナムでは6号)は18日夜にフィリピンを通過、現在海上を西北西方向に時速15キロメートルでゆっくり進んでおり、今後勢力を強めながら、21日13時頃にホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)に接近する見込み。台風13号は、直近5年間に世界で発生した台風の中で最も勢力が強いとされている。
ベトナム中央気象台によると、台風13号がベトナムに上陸する可能性は30~40%と高くないものの、中国の海南島に反れた場合に台風がベトナムに影響を及ぼす可能性は60~70%と予測されている。
ベトナム北部・中部が強風域に入るのは21日午後以降と見られており、ホアン・チュン・ハイ副首相は南シナ海で操業中の南中部クアンガイ省、カインホア省、フーイエン省、東南部ビントゥアン省の漁船に帰港を呼びかけると同時に、同地方の住民に台風に備えるよう指導した。