最低気温が10度を下回る冷え込みが続くハノイ市では、コート、マフラー、手袋などの冬物衣料や、湯たんぽ、電気毛布、ストーブ、エアコンなどの暖房器具の需要が急増している。7日付ベトナムプラスが報じた。
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セーターやコートなど冬物衣料を取り扱う店舗が軒を連ねるドイカン通り、クアンタイン通り、チャンニャントン通り、カウザイ通りなどは、寒さ対策に頭を悩ます市民が押し寄せ混雑している。販売価格はマフラーが10万~15万ドン(約420~640円)、帽子が10万~13万ドン(約420~560円)、ジャンパーが40万~50万ドン(約1700~2100円)、コートは70万~80万ドン(約3000~3400円)程度だ。
家電量販店もストーブやエアコンなどを購入する人々で賑わっている。大手家電スーパーのピコ社では、ここ数日間のストーブの販売数が例年の4~5倍に相当する1日約500台に達しているという。ストーブの販売価格は100万~300万ドン(約4300~1万2900円)と手ごろなため、比較的価格の高いエアコンの需要は約20~30%の上昇となっている。エアコン1台の販売価格は800万~1000万ドン(約3万4300~4万2900円)。
なお、寒さのため幼稚園と小学校を中心に一部の学校が休校となり、子供の面倒を見てくれる人が見つからない親たちは急な対応に追われている。冷え込みは今後も強まり、最低気温は8度まで下がる見通しだという。