株式会社大島造船所(長崎県西海市)はベトナムへの進出を目指して、中南部カインホア省に造船所を新設する。同社初となる海外進出により、コスト競争力の強化を目指す方針。操業開始は2017年を予定している。
同社の代表によると、既に同省の認可を受けて全額出資の新会社「大島造船所ベトナム」を設立したという。資本金は3600万ドル(約28億5400万円)。
造船所はカインホア省カムラン湾の一角に建設する。同省から約300万平方メートルの事業用地を50年間賃借し、操業時点で約3000人を雇用する。年間の建造能力は20~30隻となる見通し。