- ベトナム市場での戦略的協業に関する覚書
- SBTへの原料の安定供給のさらなる強化
- 機能性甘味料・素材の共同開発・販売推進
伊藤忠商事株式会社(東京都港区)は4日、東京で第6回日越農業協力対話ハイレベル会合に合わせて開催された日越官民フォーラムにおいて、地場製糖最大手のタインタインコン・ビエンホア製糖[SBT](Thanh Thanh Cong - Bien Hoa)と、ベトナム市場での戦略的協業に関する覚書の締結を発表した。
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SBTはベトナムを代表する製糖企業で、国内砂糖シェアの約50%を占めている。また、バナナやココナッツなどの青果も取り扱い、69か国で販売網を構築している。
ベトナムでは、人口増加や生活水準の向上に伴い、生活必需品である砂糖の消費が拡大する一方、ライフスタイルや嗜好の多様化により、用途や目的に応じて様々な機能を持つ機能性甘味料への関心も高まっている。
伊藤忠商事は、これまでSBTに製糖用原料を供給してきた。今回の覚書では、SBTへの原料の安定供給のさらなる強化と、機能性甘味料・素材の共同開発・販売推進について合意した。
伊藤忠商事が有する原料調達ネットワークや先進的な機能性甘味料・素材の開発・用途提案力と、SBTの持つベトナム国内での強固な消費者接点を活かし、ベトナムの消費者の甘味需要と健康ニーズの双方に応える。