中部高原地方ザライ省とコントム省は20日、政府による弾圧を避けるためカンボジアに逃亡していた少数民族難民106人の帰国受入式を行なった。これは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)がタイニン省のモクバイ国境でカンボジアから連れ帰った少数民族難民をベトナム側に引き渡したもの。
これらの少数民族は2004年4月の中部高原動乱でデモを政府に鎮圧された後、カンボジアに難民として逃れていた人々で、帰国後も弾圧を恐れ帰国しようとしなかった。一方政府は帰国者の帰国を無条件で受入れるとし、過去の反政府運動などの責任を問わないと公式に発表している。