ホーチミン市、ズン元首相の長男ギ氏を党機関委書記に任命

2025/07/15 13:19 JST配信
  • 新ホーチミン市の党機関委書記に任命
  • 今後はホーチミン市党委筆頭副書記と兼任
  • スピード出世を続けるカマウ省出身の49歳

 国家構造スリム化の一環として、7月1日に旧ビンズオン省と旧バリア・ブンタウ省の2省を吸収合併した新ホーチミン市の共産党機関委員会は9日に開いた会議で、新ホーチミン市共産党機関委員会(2020~2025年任期)書記として、同市共産党委員会のグエン・タイン・ギ筆頭副書記を指名した。今後は両ポストを兼任していくとみられる。

(C)Dan Tri
(C)Dan Tri

 新ホーチミン市の共産党機関委員会は、旧ホーチミン市、旧ビンズオン省、旧バリア・ブンタウ省の3省・市の各共産党機関委員会を統合して設立されたもの。

 ギ氏はグエン・タン・ズン元首相(2006~2016年任期)の長男として広く知られている。これに先立つ1月末、同氏は政治局の決定により、旧ホーチミン市共産党委員会の筆頭副書記(2020~2025年任期)に任命されていた。

 同氏は1976年生まれの49歳。出身地は南部メコンデルタ地方カマウ省で、土木工学博士号(米国ジョージ・ワシントン大学)の学位を有する。

 経歴について、ビテクスコ・グループ(Bitexco Group)顧客関係プロジェクト管理部長、ホーチミン市建築大学講師、同副学長、建設次官、旧キエンザン省共産党委員会副書記、同省人民委員会主席、同省共産党委員会書記、建設次官(再任)を歴任し、2021年に建設相に就任した。

 同氏は32歳の若さでホーチミン市建築大学の副学長に就任した後、35歳で党中央執行委員会の予備委員に抜擢され、39歳で旧キエンザン省共産党委員会書記、45歳で建設相に就任するなど、これまで異例のスピード出世を続けてきた。

[Dan Tri 16:09 09/07/2025 / Tuoi Tre 15:35 09/07/2025,U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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