3日、ゲアン省の省都ヴィン市で交通違反取締り中の警察官が発砲、撃たれた市民が重傷を負う事件が発生した。ヴィン市公安局の発表によると、発砲したのはルー・ヴァン・ナム警察官で、交通違反の取締り中、通行中の男性にバイク登録証の提示を要求したところ、突然男性が暴れだしたため、やむを得ず、上空に威嚇発砲したつもりが、男性の腰に命中してしまった、としている。
しかし、上空への威嚇射撃が腰に命中するわけもなく、世間に波紋を広げている。一方撃たれた男性は重傷を負い、救急車で名病院と名高い越独病院(現場から290キロメートル:ハノイ市)まではるばる搬送された。巷では誤射または故意による狙撃という失態をカバーするため,、発表を「上空に威嚇射撃」とし、さらに名病院へも遠路はるばる搬送するという「厚遇」を与えたのでは、と様々な憶測が飛び交っている。