東北部イエンバイ省で父親が母親に暴力を振るうのを見かねて、高校生の娘が父親を刺殺するという事件が起きた。チャン・ヴァン・タイさん(52歳)は2月22日11時ごろ、妻で小学校教諭のレ・ティ・ハンさんを怒鳴りつけ、暴力を振るっていた。夫婦の娘でイエンバイ市内の学校に通う高校一年生チャン・ティ・チ容疑者は父親を止めようとしたが、タイさんは聞く耳を持たなかった。
しばらく台所で昼食の用意をしていたチ容疑者は、母親の助けを求める声を聞いてあわてて駆けつけると、父親が母親の首を絞めていたという。料理中でちょうど包丁を手にしていたチ容疑者は、父親の背中に包丁を突き刺した。タイさんは病院に救急搬送中に死亡した。地元警察は引き続き捜査を行っている。