中部高原地方ダクノン省ダックラップ郡で、男子高校生が友人らと結託して自分の父親の金をだまし取ろうと狂言誘拐を企てていたことが分かった。
18日午後8時ごろ、同郡の警察にグエン・ホア・ロンさんという男性から高校生の息子のグエン・ズイ・フオン君(17歳)が昼に学校に出かけたまま帰宅しないという通報があった。ロンさんや家族がフオン君の行方を捜していると、誘拐犯を名乗る男から2000万ドン(約15万円)を用意しなければフオン君の指を切り落とすとの連絡があったという。
一方同日午後9時半ごろ、フオン君が通う高校近くの畑の木にフオン君が縛られているのが付近の住人によって発見され、フオン君の身柄は警察に保護された。その後、容疑者としてフオン君のクラスメート3人が逮捕された。彼らは警察の取り調べに対し、遊ぶ金欲しさにフオン君と共謀して脅迫電話をかけ狂言誘拐を企てたことを認めた。