東南部バリア・ブンタウ省警察は8月23日、同省内で起きた女子高生暴行殺人事件の容疑者として北部タインホア省出身のハン・ゴック・タイン(17歳)という男を逮捕した。
タイン容疑者は家出してバリア・ブンタウ省ロンタイン郡の食堂で雇われていたが、働くのが嫌になったため、母親が死んだと作り話をして同僚らから見舞金をだまし取ると、8月16日同省スエンモック郡にやって来た。
タイン容疑者は同日、「チャウマイ」ホテルの9号室に部屋を取ったが、偶然見かけたホテルの主人の娘Nさん(17歳、高校生)に対してみだらな感情を抱き、1人でテレビを見ていたNさんに突然襲いかかって首を絞めて気絶させた。同容疑者はNさんを抱えて3号室に入り乱暴、意識を取り戻したNさんが抵抗したため、Nさんを絞殺し死体を室内に隠した。その後、同容疑者は何事もなかったかのように3号室に部屋を変えるよう要求、Nさんの死体を相手に2回もみだらな行為に及んでいた。
タイン容疑者は、ホテルの自転車とNさんの腕時計を盗んで逃走。しばらくの間、身を潜めた後、以前雇われていた食堂に戻ったところを逮捕された。