北中部ゲアン省タインチュオン郡タインロン村で行方不明になっていたグエン・ティエン・チュオンちゃん(7歳)の他殺体が発見された事件(※関連ニュース参照)で、同省警察は12 日、近所に住むファム・ドク・バオ(19歳・男)が犯行を認めたと明らかにした。
バオ容疑者の供述によると、9日午後、小学校からの帰宅途中に自宅に遊びに来たチュオンちゃんの首に鉄線を巻き付けてふざけているうちにチュオンちゃんが息をしなくなったという。その後、バオ容疑者は真夜中にチュオンちゃんの遺体を村の釣り堀に捨てると、誘拐に見せかけて身代金を奪ってラオスに逃げる計画を立てた。
翌10日、バオ容疑者はチュオンちゃんの母親と連絡を取って身代金を要求、金の受け取り役として同容疑者の恋人で女子高生のファン・ティ・グエットを指定したスーパーマーケットの女子トイレに向かわせた。グエットはトイレに現れたところを潜伏中の捜査員らに取り押さえられ、近くにいたバオ容疑者も逮捕された。
バオ容疑者は当初、チュオンちゃん殺害については黙秘していたが、遺体の発見を受けて容疑を認める供述を始めた。なお、グエットも恐喝罪の共犯として取り調べを受けている。