7日、東南部バリア・ブンタウ省バリア町の国道51号線を走行中のバスの窓から2歳半になる男の子ルック・ヒュー・チーちゃんが転落する事故が起きた。バスの乗客らの話からチーちゃんを投げ落したとして警察に身柄を拘束された女は、当初ダオ・ティ・カム・ホンと名乗り、チーちゃんは自分のおいで暑がるので風に当ててやろうとしたところ、手が滑って落ちたと供述していた。ところが、その後チーちゃんを引き取りに来た家族によって、この女はチーちゃんの実の母親でメコンデルタ地方アンザン省在住のダオ・ティ・ミー・フオンであることが分かった。
フオンは以前からはいかい癖があり、精神障害の兆候があると近所の住人や地元警察が証言していることから、事故現場を管轄するバリア町警察はフオンに病院で精神鑑定を受けさせ、その結果を待って事件を処理することにしている。