中部トゥアティエン・フエ省アルオイ郡ホントゥイ村人民委員会は15日、同村の森林奥深くでこれまで行政機関が把握していなかった集落を発見したと明らかにした。
切り立った山と渓流に囲まれたこの集落には周辺の地域から移ってきた少数民族のタオイ族とコトゥ族が約40世帯(人口約200人)暮らしており、自分たちの集落を「パライ」と呼んでいる。人々は粗末なかやぶきの小屋に住み、木の実の採集や焼畑などの原始的な方法で生活しているという。周囲と隔絶され、電気も道路も学校もない状態でおよそ20年間暮らしていたとみられている。