北中部ゲアン省ドールオン郡リューソン村人民委員会の会議で、オブザーバーとして出席していた同村祖国戦線委員会のグエン・ティ・ミン議長(女性)が同村人民委のチャン・ディン・ラム副主席を、出席者の面前で平手打ちするという事態が起きた。
会議中ミン議長の携帯電話が鳴り、それに応じた議長はあたりかまわず大声で電話の相手と話し始めた。隣に座っていたラム副主席が「もう少し小さな声で話してください」と注意したところ、ミン議長は突然激怒。電話を机に叩きつけると、ラム副主席を床に突き倒し、さらにはい起きた副主席の顔を平手でひっぱたいた。
後日ラム副主席は、「出席者の迷惑にならないよう軽く注意しただけなのに。他の人に止められて反撃せずにすんで助かった。そうでなければ大事になっていたかもしれない」と語った。一方ミン議長は節度を欠いた行為だったことを認め、「なぜあんなことをしたのか自分でも分からない」と釈明している。