公安省社会秩序犯罪捜査局は15日午後4時ごろ、ホーチミン市内のカフェで日本人のE氏(57歳・男性)とI氏(47歳・男性)から200万円を受け取った女性弁護士チャン・ティ・ゴック・ガーを拘束した。ガー弁護士にはE氏とI氏から総額5万ドル(約450万円)をだまし取ろうとした疑いがかけられている。
E氏とI氏の被害届によると、2人はビジネスを巡ってベトナム人3人から500億ドン(約2億6000万円)をだまし取られたため、ガー弁護士に3人を裁判所に訴えて金を取り戻すよう依頼していた。ところがガー弁護士は、3人組のうちの1人のザインという人物がカンボジアで逮捕されており、ベトナムの警察に身柄を移すには5万ドルが必要だと主張、自分がカンボジアに行くので金を預けろと何度も催促するようになったという。このため、不審に思ったE氏とI氏が警察に被害届を提出していた。