東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市警察は8月27日、中学生から金を脅し取った容疑で同市在住のグエン・ティ・フィー・バン(39歳・女)を逮捕した。
調べによると、被害者の中学2年生Kさんはバンの娘のHと同級生で、2008年から「殴られたくなければ金を払え」とHのグループから脅されはじめ、1回当たり80万~1500万ドン(約4000~7万8000円)を支払ってきたという。Kさんは家族の金を盗んで支払いに充てていた。
Hは奪った金を自分で使っていたほか、母親のバン容疑者に渡していた。逮捕のきっかけは、バン容疑者が8月18日に携帯電話から「塩酸を浴びせてやる」、「家に放火してやる」などの脅迫メッセージをKさんに送信し、さらに同月25日に「命が惜しければ2500万ドン(約13万円)を払え」と要求したこと。Kさんが金を工面できなくなって自分の母親に事実を打ち明けたことから、犯行が明るみになった。通報を受けた警察は、金を受け取りに現われたバン容疑者の息子がKさんから現金を受け取ったところを現行犯逮捕した。