ハノイ市トゥオンティン郡警察はこのほど、同郡バンビン村在住のグエン・ティ・ギエム(40歳・女)を隣人のヒエップさん一家に毒を盛って殺そうとした疑いで逮捕・起訴したと明らかにした。
ヒエップさん一家によると、7月ごろから家族が激しい腹痛に悩まされ病院に救急搬送されるケースが相次いだという。病院の医師らに毒物による中毒だと診断されたが、ヒエップさんの家族には心当たりが何もなかった。しかし、あるときお客さんに出したお茶に黒い不純物が入っているのに気が付き、これを調べたところ殺そ剤だと判明した。
ヒエップさん夫妻は何者かが殺そ剤を盛っていると疑い、自宅の数箇所に防犯カメラを設置。8月15日に隣人のギエムがヒエップさん宅の台所で不審な動きを見せる姿がカメラに捉えられたため、ヒエップさんが警察に通報した。警察が現場に残されていた飲料水やスープなどを押収し検査したところ、殺そ剤が検出された。