中部高原地方ダクノン省クロンノ郡ダックズロ村で2日朝、夫の浮気現場に踏み込んだ妻が激高のあまり夫を棒で撲殺する事件が起きた。殺されたのはグエン・バン・クオンさん(41歳)で、同村に住むドアン・ティ・トゥイさん(44歳)と一緒にいたところを、クオンさんの妻グエン・ティ・ムオイ(34歳)に襲われた。トゥイさんもムオイに棒で殴られ腕の骨を折る重傷を負った。クオンさんとムオイは別居中だった。
この事件は、1日午後にクオンさんがトゥイさんをバイクに乗せて走っているところをムオイが偶然目撃したことを発端としている。2人の様子にただならぬものを感じたムオイは翌2日朝に夫を尾行、夫が自宅にトゥイさんを連れて帰り寝室で愛を確かめ合っている現場に乱入し、木の棒で何度もクオンさんを殴りつけた。クオンさんは病院に救急搬送されたが助からなかった。通報を受けたダクズロ村警察はムオイを緊急逮捕した。
ムオイとクオンさんは1998年に結婚し2人の子どもにも恵まれたが、最近ムオイがばくちで逮捕されたことをきっかけに夫婦仲が悪化、11月7日からムオイは実家に帰っていた。