ホーチミン市人民裁判所は18日、チュオン・バン・キエット被告(46歳・男)に殺人罪で終身刑を言い渡した。キエット被告は今年5月17日、ホーチミン市ビンタン区のホテルに別居中の妻のランさんを呼び出し、ランさんの首をベルトで絞めて殺害した後警察に自首していた。
訴状によると、ランさんは20年以上前にフンさんという別の男性と結婚して一児を設けたがまもなく離婚、3年後に子連れでキエット被告と再婚し、新たに2人の子どもにも恵まれて幸せに暮らしていたという。ところが、今年初めにフンさんから子どもに会いたいとの申し出があり、ランさんがこれに快く応じていたところ、キエット被告の嫉妬心に火がつき夫婦仲は険悪な状態に。ランさんはキエット被告の嫉妬に耐えかねて、子ども3人を連れて実家に帰っていた。事件当日、キエット被告はランさんに家に戻るよう迫ったが拒否されたため殺害した。