4日朝、メコンデルタ地方ロンアン省カンズオック郡ロンハウ工業団地内のシモネ社工場で、女性従業員の1人がトイレで幽霊を見たと騒いだ後失神したのをきっかけに、女性従業員約100人が相次いで失神する事態となった。
連絡を受けたホーチミン市ニャーベー郡病院は、直ちに救急車と2組の救護チームを派遣して現場で介護にあたり、症状の重い40人を病院に搬送した。患者の多くは過呼吸や疲労などの症状を訴えていたが、同日午後には特に症状の重い5人を除いた全員が落ち着きを取り戻して帰宅した。
同病院のグエン・ヒュー・トー医師によると、疲労やストレス状態に置かれた若い女性の集団によくみられる集団ヒステリーの典型的なものだという。