中部高原地方コントゥム省人民裁判所は3月25日、同省サータイ郡で起きた殺人事件で、妻を殺害したとして殺人罪に問われていたア・ドゥール被告(26歳)に禁固7年の判決を出した。
訴状によると、2009年11月26日朝、ア・ドゥール被告は妻のイ・ピエットさんと一緒に自宅から1キロメートルほど離れた森にタケノコ狩りに出かけ、午前10時ごろ妻に夫婦生活を求めたが拒絶された。そのため2人は激しい口論となり、以前から妻の不倫を疑っていたア・ドゥール被告はイ・ピエットさんに切りつけて死亡させた。さらに同被告はイ・ピエットさんの遺体を殺害現場から70メートルほど離れた木の根元に埋めて証拠隠滅を図っていた。
ア・ドゥール被告は先天性の聴覚障害を持っており、裁判所はこれを考慮して比較的軽い量刑を言い渡した。