9月17日、ホーチミン市タンフー区の私立ホアラン保育園で、同園教諭のチャン・ティ・スアン・ヌ(29歳・女)が食事を拒否したレ・クアン・ビンちゃん(4歳)を給食運搬用エレベーターに閉じ込めた上、エレベーターを稼動させ、ビンちゃんに重傷を負わせる事件が起きていたことが分かった。10月29日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
ビンちゃんは事件直後に、市内のフート病院に搬送されたが、重症のためチョーライ病院に転送された。ビンちゃんは頭部・首・胸部・腹部・四肢に外傷を受けた他、顔と目に内出血、鎖骨骨折が確認されたという。事件当初、保育園の責任者とヌ教諭は、ビンちゃんが誤ってエレベーターに転落したと供述していたが、同月22日になってヌ教諭が犯行を認めた。
同区教育部は、ヌ教諭を職務停止処分とすると同時に、同保育園に営業の一時停止及び行政処分を科すことを決定した。また、ビンちゃんの家族はヌ教諭に対する厳罰を求め、警察に告訴状を提出した。