ハノイ市警察は6日、職場の同僚を殺害して財産を奪い、その死体をホン川(紅河)に投げ捨てたと自首したチュオン・マイン・クアン容疑者(32歳・男)を逮捕した。14日付ベトナムネットなどが報じた。
クアン容疑者の供述によると、同容疑者は同じ銀行で働いていた同僚のグエン・ヒュー・タイさん(29歳)に50万ドン(約2000円)の借金があり、1月28日にタイさんを自宅に呼び出して屋上で話をしていたという。しかし同日午後1時半ごろ、2人は口論となり、クアン容疑者がシャベルでタイさんの頭部を激しく打って死亡させたうえ、タイさんの100万ドン(約5000円)と携帯電話を奪った。
クアン容疑者は同日夜を待って袋詰めにしたタイさんの死体をバイクでビントゥイ橋まで運び、そこでホン川に投げ捨てた。その後、タイさんのバイクと携帯電話を売って883万ドン(約3万5000円)を手にしていた。クアン容疑者の家族によると、同容疑者は20年来のゲーム中毒で、自分の血を売って作った現金もゲームに次ぎ込んでいたという。