愛する犬を守るため、人々は立ち上がった。南中部クアンガイ省ギアハイン郡でこのほど、犬泥棒対策の講習が行われ、地元住民約1000人が参加した。3日付ダットベト紙(電子版)などが報じた。
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同省や北中部ゲアン省では、近年、飼い犬の盗難事件が多発している。犬泥棒はたいていバイクに乗った2人組の男で、目当ての犬を見つけると槍やスタンガンで犬を気絶させて捕獲し、そのままバイクで逃走する。犬泥棒を捕まえようとした人がバイクで引きづられたり、殴られたりして負傷する事件も相次いでいる。住民らはこの忌むべき犯人を協力して捕らえるため、地区同士の連絡を密にし、怪しげな人物に関する情報交換などを行うようになった。
一方で、地元住民による犬泥棒に対する行き過ぎた暴力行為も問題となっている。6月27日にはゲアン省で、犬泥棒と疑われた青年2人が地元住民に暴行され、1人が死亡する事件が発生している。