三洋電機ベトナム子会社横領事件、日本人元財務責任者に禁固20年

2012/12/24 06:17 JST配信

 東南部ドンナイ省人民裁判所は18日、同省第2ビエンホア工業団地に所在していた三洋電機子会社の元社員、西村勢津夫被告(57歳)に対し、資産横領の罪で禁固20年の判決を下し、賠償金1325億ドン(約5億3900万円)と53万ドル(約4452万円)の支払いを命じた。18日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。

 西村被告は18日の公判で、「自分のしていることは犯罪だと認識していたが、愛人と別れたくない一心で会社の金を何度も横領してしまった」と供述した。人民裁判所は、被告の行為は地域に悪影響を及ぼす社会的に危険なものであると判断、禁固20年の判決とした。

 今回の賠償金額は、西村被告が財務責任者としての立場を利用し、2008年7月から2009年4月にかけて勤め先の会社の銀行口座から引き出して横領した金額に相当する。西村被告はこれまで「横領した金はすべてベトナム人の愛人ズオン・ティ・タイン・ニャン(30歳)に渡した」と供述しているが、ニャンは「レストラン開業資金として横領金額の一部を借りただけで、その一部はすでに西村被告に返済した」と主張、供述が食い違っている。ニャンは西村被告と知り合って以降212回も海外へ渡航、行く先々でカジノに大金を費やしており、金の出処に疑いが持たれている。

 なお、ドンナイ省人民検察院は、西村被告が横領した1325億ドンと53万ドルのうち、ニャンが被告から借りたと認めている184億ドン(約7400万円)について、他人の犯罪行為により得た資産を使用した罪でニャンをすでに起訴している。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 東南部ドンナイ省人民裁判所は12日、6億円以上を横領した三洋電機ベトナム子会社の元社員、西村勢津夫...
 東南部ドンナイ省に所在していた三洋電機のベトナム子会社元社員が6億円以上を横領し、愛人に貢ぐなど...
 ハノイ市警察は15日、日本人投資家を騙し資産横領を働いた容疑で、同市ドンダー区在住の会社経営者、ダ...

新着ニュース一覧

 政府はこのほど、ガソリンや石油などの一部品目に対する輸入関税を0%に引き下げる措置の適用期間を、6...
 海外販売向けコンサルティングなどを展開する株式会社ワサビ(大阪府大阪市)は、ベトナム現地法人「ワサ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 5月に施行される新規定7本をまとめて紹介する。 1.家族内のジェンダー不平等の罰金引き上げ  ...
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 ベトナムを訪問した高市早苗内閣総理大臣は2日、ハノイ市でチャン・タイン・マン国会議長と会談した。 ...
 ハノイ市人民委員会はこのほど、市内に合法的な持ち家がある場合でも、職場から20km以上離れている市民...
 韓国農林畜産食品省と韓国食品医薬品安全処はこのほど、韓国産加熱処理済み家禽肉のベトナム輸出に関す...
 東南部地方ドンナイ省人民評議会は、投資総額110兆VND(約6700億円)超となる3つの重要交通インフラプロ...
 2026年1~3月期の電子商取引(eコマース=EC)市場における主要4社の売上高は前年同期比で大幅に成長し、...
 東北部地方クアンニン省人民評議会は4月28日の第2回会議で、同省が第1級都市の基準を満たしたことを認...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会はこのほど、伝統的な農業遺産と民族文化の保存を目的とした水...
 VIETJOベトナムニュースが2026年4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 4月は、第16期(2026~2031年任期)国会の第1回会議が行われ、国会議長や国家主席、首相をはじめとする国...
 搬送省力機械や自動化機器の製造・販売を手掛けるマルヤス機械株式会社は、技術体制の拡充および技術力...
トップページに戻る