ホーチミン:30年までに全公共エリアで無料高速Wi-Fi提供へ

2026/08/04 15:48 JST配信

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2026~2030年期のスマートシティ開発計画および2045年までのビジョンを承認した。人工知能(AI)やデータ技術を駆使した都市管理への移行を目指し、市民の生活の質の向上と競争力の強化を図る。

イメージ画像
イメージ画像

インフラ整備と公共サービスのデジタル化

 同計画では、2030年までにすべての公共の場所で無料の高速Wi-Fiを提供し、第5世代移動通信システム(5G)の人口カバー率を95%とするとともに、重点地域では第6世代移動通信システム(6G)の試験運用を行うことを目標に掲げている。

 また、対象となるすべての公共サービスをオンライン化するとともに、成人の70%が電子署名またはデジタル署名を保有し、デジタル経済が市の域内総生産(GRDP)の30~40%を占めることも目指す。

医療・教育・交通の近代化

 すべての市民が電子健康記録を保有し、すべての教育機関が人工知能(AI)を利用したスマート教育支援システムを導入する計画だ。さらに、公共交通機関の車両をすべてクリーンエネルギー車両に転換し、主要な道路や公共エリアにはスマートカメラを設置して、防犯対策の強化や緊急対応の迅速化を図る方針が示されている。

AIとデジタルツインを活用した都市管理

 今後の都市管理は、リアルタイムデータや大規模言語モデル(LLM)、モノのインターネット(IoT)などを基盤に行われる。特にデジタルツイン技術の導入により、インフラ建設が交通や環境に与える影響の評価、災害対応のシミュレーションなどを仮想空間で実施することが可能となる。

 市の情報システムの70%をクラウド上で運用するほか、スマートシティ監視・運営センターが各機関と連携する「デジタル頭脳」として機能する。

 同市はこれらの取り組みを通じて、2030年までに世界のスマートシティランキングでトップ50に入り、2045年にはアジア太平洋地域を代表する科学技術とイノベーションの中心地となることを目指している。


© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市は2026年に、科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーション(DX)分野に12兆...
 ホーチミン市科学技術局はこのほど、英国ロンドンと香港に拠点を置くアクセラレーテッド・インフラスト...
 ホーチミン市は、年内に第6世代移動通信システム(6G)の研究・試行を進める計画だ。これは、同市の科学...
 科学技術省の2025年総括報告によると、ベトナムの第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスエリアは...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2026~2030年期のスマートシティ開発計画および2045年までのビジョ...
 地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)は、米国の航空機メ
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 船体ブロックの製造や船舶の保守・修理・整備(MRO)などを手掛ける韓国のミブ重工業(MIBOO Heavy Indust...
 米国のS&Pグローバル(S&P Global)が発表した2026年7月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は52.9と...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2026年1~7月期の輸出入総額は前年同期比+28.1%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年7月の鉱工業生産指数(IIP)の推定値は前月比+1.2%増、前...
 ハノイ市の国会議事堂で3日午前、第16期(2026~2031年任期)国会の第1回臨時会議が開幕した。会期は17日...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 シンガポール海軍のエンデュアランス級揚陸艦「パーシスタンス(RSS Persistence)」が1日、南中部地方カ...
 ハノイ市共産党委員会の決議に基づき、同市トゥーラム村(xa Thu Lam、旧ドンアイン郡)で7月31日、「社...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は3日午前7時から、国内線の第1旅客ターミナル(T1)および国際線の第2旅客タ...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、8月18日(火)の日本時間16時00分から18時00分まで(ベトナム時間14時00分...
トップページに戻る