クアンガイ省:長距離バスで集団暴行事件、原因は乗客の置き去り

2015/02/02 07:07 JST配信

 29日19時ごろ、ハノイ市から東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市へ向かう長距離バスで、集団暴行事件が発生した。

(C) vnexpress 事件に巻き込まれたバス
(C) vnexpress 事件に巻き込まれたバス
(C) vnexpress 負傷した運転助手
(C) vnexpress 負傷した運転助手

 国道1A号線を走行中だったバスは、南中部沿岸地方クアンガイ省トゥギア郡バウザン橋辺りに差し掛かったところでバイクに乗った男らに取り囲まれた。男らは所持していた鉄棒などでフロントガラスやバックミラーを破壊した上、車内にいた乗客の男1人と共に運転助手を集団暴行して負傷させた後、全員で現場から走り去った。

 通報を受け現場に駆けつけた警察の事情聴取に対してバスの運転手は、「前日深夜に北中部タインホア省の食堂で乗客を一旦降ろして食事休憩をとった。食事休憩が済んで再び出発してから暫くして、食堂のオーナーから乗客2人が乗り遅れたとの電話が入った。2人を迎えに食堂へ戻ろうとしたが、乗り遅れた2人はタクシーで追い掛けて来たため、そのまま乗せてまた出発した」と語った。

 置き去りにされた2人のうちの1人は、再度バスへ乗り込んだ際に運転手らを罵ったほか、運転助手と激しい口論になったという。同郡警察は、このトラブルが翌日の集団暴行事件のきっかけになったものと見て捜査を進めたところ、暴行に加わった乗客の男は置き去りにされた当事者で、加害者の男らはこの乗客の知人であることが確認された。

 なお、同長距離バスの運行会社は事件発生後、他の乗客を長時間にわたり待機させるべきではないと判断し、男らの刑事責任は追及せず、同日21時ごろに改めて運行を開始した。

[VNExpress, 21:27 (GMT+7) 29/1/2015, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 北中部タインホア省警察は24日20時ごろ、北中部ゲアン省~東北部クアンニン省間の長距離バス2台が定員...
 北中部ゲアン省ギーロック郡の道路を走行していた長距離バス内で9月30日正午ごろ、ある人物の依頼で運...
 9月30日正午ごろ、北中部ゲアン省ギーロック郡の道路を走行していた長距離バス内で、ある人物の依頼で...
 南中部沿岸地方クアンガイ省ビンソン郡で4日午後、泥酔した運転手が運転する長距離バスが暴走する事故...
 メコンデルタ地方アンザン省チョモイ郡で26日、ホーチミン~チョモイ間を走る長距離バスのトランクから...

新着ニュース一覧

 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企...
 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。...
トップページに戻る