長距離バスで所有者不明のスピーカーが爆発、運転手ら3人重軽傷

2014/10/03 07:03 JST配信

 9月30日正午ごろ、北中部ゲアン省ギーロック郡の道路を走行していた長距離バス内で、ある人物の依頼で運送していたスピーカーが突然爆発し、運転手、運転助手、車掌の男性3人が重軽傷を負う事件が発生した。

(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress

 負傷したのは、ギーロック郡在住のファン・ディン・ニンさん(39歳、運転手)、ジエンチャウ郡在住のチャン・バン・タムさん(34歳、運転助手)、ギーロック郡在住のタイ・ベト・ハオさん(33歳、車掌)の3人。

 事件発生当時、バスには約10人の乗客がいた。目撃者によると、ハオさんが音楽を聴こうとダンボール箱から約20x40cmの長方形の黒いスピーカーを取り出し、USBポートにUSBを差し込んだ瞬間、スピーカーが爆発したという。

 この爆発によりハオさんは、両目と両腕を失う重傷を負った。ニンさんとタムさんは背中などに負傷したものの命に別状はないが、ハオさんは重体だという。幸い他の乗客らは爆発の被害に遭うことなく無事だった。

 タムさんによると、スピーカーは事件当日の3日前にある人物からゲアン省ビン市で受け取ったもので、北中部タインホア省のガソリンスタンドまで運送するよう依頼されたという。しかしその人物から教えられた電話番号に連絡したところ、電話の相手は「スピーカーは自分のものではない」として受け取りを拒否されたという。

 警察は送り主の行方を追うと共に爆発の原因究明に当たっているが、事件直後に爆薬の匂いが濃く漂っていたことから、スピーカーの中に爆弾が仕掛けられており、USBを差し込むことで爆発する仕組みになっていた可能性が高いと見ている。

[VNExpress等, | 16:18 (GMT+7) 30/9/2014, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 29日19時ごろ、ハノイ市から東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市へ向かう長距離バスで、集団暴行事件が...
 東南部ドンナイ省タンフー郡タンフー町にあるドアンケット高校の教師寮で20日午前、「教師の日」のプレ...
 北中部ゲアン省ギーロック郡の道路を走行していた長距離バス内で9月30日正午ごろ、ある人物の依頼で運...
 南中部沿岸地方ニントゥアン省ニンフオック郡フオックビン村で21日、中国製のおもちゃの車に付属してい...
 ホーチミン市でこのほど、ズボンのポケット内で携帯電話が突然爆発し、女性が負傷する事故が発生した。...
 紅河デルタ地方ハイフォン市ハイアン地区にあるタムダー貿易サービス株式会社で31日午後4時ごろ、同社...
 北中部タインホア省警察は16日、誕生日プレゼントに仕掛けられた爆弾により、1人が死亡、2人が負傷した...
 メコンデルタ地方カントー市のフンブオンバスターミナル内にあるフオンチャン旅客バス待合室で28日、不...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る