ホーチミン:麻薬密売元締めの女DJに死刑、108kg超取引

2026/05/08 04:00 JST配信

 ホーチミン市人民裁判所は7日、麻薬の違法売買や所持の罪に問われていた麻薬ルート元締めのグエン・ティ・ホアイ被告(女・34歳、通称:ホアイDJ)に死刑判決を下した。共犯の7人は禁錮8年~終身刑の判決を言い渡された。

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カンボジアでの犯行の始まり

 起訴状によると、ホアイ被告は2020年にカンボジアへ渡ってディスクジョッキー(DJ)として働き、身元不明のジン(Zin)という人物と交際を開始した。2022年にジンが麻薬「ハッピーウォーター(nuoc vui)」を扱っていることを知り、ホアイ被告はカンボジアの倉庫で梱包や輸送の帳簿管理を担当して月5000万VND(約29万6000円)の報酬を得ていた。

ホーチミン市での製造と販売

 2023年1月、ホアイ被告は甲状腺の治療のためベトナムに帰国した。その後、ジンから送られてきた麻薬の粉末をホーチミン市で「ハッピーウォーター」として梱包し、仲間に引き渡す役割を担った。報酬は1パックにつき2USD(約310円)だった。

 同被告は2023年2月から6月にかけて共犯のタック・ホアン・ミン被告らを雇い、同市旧5区の借家を製造拠点とした。ジンが手配した「OK」粉末や「冬虫夏草」粉末と呼ばれる原料を混ぜ合わせ、「チャリ(Chali)」や「デッドプール(Deadpool)」、「クリスピーフルーツ(Crispy Fruit)」などのブランド名で「ハッピーウォーター」を販売した。

 一行は合計108kg超のメタンフェタミン、メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)、ニメタゼパム、ケタミンを違法に売買したとされ、ホアイ被告はこの密売により約38億VND(約2250万円)の利益を得たという。

自宅での違法所持と使用

 さらに、ホアイ被告は2023年6月2日から4日にかけて、同市旧1区ベンタイン街区の自宅で共犯者たちに麻薬を使用させたほか、同宅に58.5gの各種麻薬を違法に所持していたことも確認されている。

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