バクニン省:国内8番目の中央直轄市昇格を目指す、FDI全国2位

2026/05/08 06:18 JST配信

 北部地方バクニン省は、国内8番目となる中央直轄市への昇格を目指し、提案書の最終調整を進めている。近くベトナム共産党中央執行委員会に提出する方針だ。

(C) VTC News
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 承認されれば、バクニン省はハノイ市ホーチミン市、北部紅河デルタ地方ハイフォン市、南中部地方ダナン市、南部メコンデルタ地方カントー市、北中部地方フエ市、東南部地方ドンナイ市に次ぐ、国内8番目の中央直轄市となる。

 今回の動きは、単なる行政区分の変更にとどまらない。バクニン省は近年、電子・ハイテク産業の集積地として急成長しており、中央直轄市への昇格は、同省を北部の新たな成長拠点として位置付ける意味を持つ。

都市化と行政区画の再編

 バクニン省内務局によると、同省の面積は約4700km2、人口は約400万人、都市化率は55%超で、経済・社会構造を含む主要指標はいずれも基準を満たしている。第1級都市の基準については15項目中13項目を達成済みで、残る2項目についても調整を進めている。

 都市行政システムを強化するため、同省は既存の村を整備して新たに13街区を設立し、行政単位を計99単位(うち街区46、村53)とする計画だ。

経済成長と文化遺産

 2025年半ばの旧バクザン省との合併後、新行政センターはバクザン街区に置かれた。同地域はハノイ市から約50kmに位置し、広域連携に有利な立地となっている。

 バクニン省は近年、北部の「工業の中心地」として存在感を高め、電子、ハイテク、部品製造分野の多国籍企業を多数誘致している。2025年の地域内総生産(GRDP)成長率は+10.27%で、全国34省・市中5位だった。海外直接投資(FDI)は約57億3000万USD(約8900億円)に達し、ホーチミン市に次ぐ全国2位となった。

 一方、同省はキンバック地方(旧バクニン省と旧バクザン省および周辺地域)の伝統文化を受け継ぎ、民謡「クアンホ(Quan Ho)」の発祥地としても知られる。こうした文化的基盤も、将来の中央直轄市としての独自性を支える要素となっている。

 同省は2030年までに中央直轄市となる目標を掲げ、2026~2030年にはGRDP成長率を年平均+11~12%で維持し、1人当たり所得を8700~9200USD(約136万~144万円)に引き上げる方針だ。

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