北中部タインホア省警察は16日、誕生日プレゼントに仕掛けられた爆弾により、1人が死亡、2人が負傷した殺人および殺人未遂事件の容疑者として、被害者の近所に住んでいる男の身柄を拘束した。
この事件は1月12日午後7時30分ごろ、同省クアンソン郡チュンティエン村に住むドー・フー・ティンさん(31歳)の7歳になる長男の誕生日プレゼントとして届いたCDプレーヤーが爆発し、ティンさんが死亡、近くにいた妻と長女が負傷したもの。
警察は、送られてきたプレゼントに被害者宅の住所が正確に記載されていたこと、「7歳の誕生日おめでとう!」と書かれたカードが添えられていたことなどから、容疑者は被害者をよく知る人物であると考え、慎重に捜査を進めてきた。
身柄を拘束されたのは、ズオン・バン・トゥオイ(38歳)。近隣住民によると、被害者家族は7年前にこの村に移り住み、ティン氏はバイク修理、妻は個人商店を営んでいた。しかし、近所にはもう一軒個人商店(トゥオイ宅)があり、3年前にビジネス上のトラブルがあって以降、関係が悪化していたという。
警察は、その後の取り調べで、トゥオイ氏のアリバイが立証されたため、同氏を釈放した。警察は最近、容疑者の似顔絵を公表し、目撃情報を募っている。
※最終更新:2014年1月24日16:36JST