南中部沿岸地方クアンナム省フーニン郡タムビン村で17日に行われた結婚披露宴で、ビールの缶に印字された賞味期限の数字が不明瞭だったことから、出席者が新郎新婦の両家を罵って帰ってしまうという出来事が起きた。
(C) vnexpress |
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新郎新婦は同村在住のグエン・タン・フォンさん(25歳)夫婦。フォンさんは、同省タムキー市にあるビール代理店からハノイビール・アルコール飲料総公社(Hanoi Beer Alcohol and Beverage Corporation=HABECO=ハベコ)の「ビアハノイ(Bia Ha Noi)」60ケースを購入し、自宅で開いた結婚披露宴で出席者に振舞った。
しかし、出席者がビール缶の底に印字された賞味期限が不明瞭で読み取れないことを発見。「新郎新婦両家が賞味期限の切れたビールを購入して、日付を消したのでは」と疑い、怒りのあまりビールを地面に流して帰ってしまった。
フォンさんの訴えを受けて、ハベコが調査を行ったところ、問題のビールは12月に生産されたばかりの新しいブランドで、文字が不明瞭だった原因は印字機の不具合ということが明らかになった。
ハベコの代表者は、フォンさん宅を訪れ新郎新婦両家に謝罪。自社のビールのせいで結婚披露宴が台無しになった代償として、結婚披露宴を開き直すと共に、ビール60ケース分の代金を払い戻し、フォンさん夫婦に新婚旅行をプレゼントしたい意向を表明した。フォンさんはこれに同意している。
※最終更新:2016年1月27日11:30 JST