ござで巻かれた遺体がバイクで搬送される様子を写した写真がインターネットに掲載され、話題になっている。ござからチアノーゼを起こした足がはみ出しているこのショッキングな写真は、西北部地方ソンラ省ソンラ市で12日に撮影されたものだ。
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警察が捜査したところ、遺体は重度の結核とエイズに感染していたロー・ティ・Pさん(女性・40歳、同省クインニャイ郡在住)で、バイクを運転していたのはPさんの実兄だったことが分かった。Pさんは長期間にわたり病気を患っていたため、身長156cmに対し体重は32kgにも満たなかった。
P さんは8月29日にソンラ結核肺疾患病院へ入院し、治療を受けていたが、容態が悪く家族に経済的な余裕もなかったため、兄が退院を希望した。病院側は説得を試みたものの、兄はPさんが退院後に死亡しても病院に責任を追求しないことを誓約した文書を作成し、Pさんを退院させた。
病院の責任者によると、退院時のPさんは意識もはっきりした状態でバイクの後ろに乗っていたという。自宅は同病院から約120kmも離れており、Pさんは移動途中に死亡したものと見られている。Pさんが死亡した後、兄はござを買って遺体を包み、そのままバイクの後ろに載せて自宅まで搬送した。