恋敵の3歳実子にHIV注射も…精神障害認定で罪逃れ

2016/12/09 02:02 JST配信

 東南部地方バリア・ブンタウ省に住む女が、人を雇って恋敵の実子の体内にエイズ患者の血液を注入させるという悪質な行為をしたにもかかわらず、精神障害認定を受けて罪を逃れていることがマスコミで大々的に報じられ、国内で大きな話題になっている。

 問題の女、ダオ・ティ・トゥー・タオ(女・35歳)は、同省にある会社の支店長を務めている。警察の捜査結果によると、タオは恋人の男性が他の女性と付き合い、子供までもうけたことに嫉妬し、2015年4月に探偵事務所で人を雇い、恋敵の実子である3歳の男児を連れ去って寺に置き去りにするよう依頼した。

 この計画は実現できなかったため、タオはエイズ患者の血液を男児の体内に注入するという計画に切り替えた。最初の1回は失敗したが、探偵事務所の社長とその協力者を含む2人組の男は2015年6月、男児の通う幼稚園の門の前で待ち伏せし、隙を見て男児の右足に注射器で血液を注射した。タオはその後、サービス料金として2人の口座番号に1億2000万VND(約61万円)を振り込んだ。

 更に協力者の男は2016年4月、男児の母親に手書きの脅迫状を送って金銭をせがんだ。しかし、現金を受け取っているところを警察に現行犯逮捕された。警察はこの男の取り調べでタオと探偵事務所社長を特定し、緊急逮捕した。

 同事件は刑事事件として立件され、男らは近々裁判を受けることになるが、主犯格のタオについては8月に精神障害認定を受けており、2か月にわたり病院で治療を受けた後に釈放され、社会復帰している。

 しかし、タオは長期間にわたり陰謀を企み、悪質な行為を繰り返していたことから、「精神患者とは思えない」として、当局の決定を批判する声が多く上がっている。なお、男児は注射された後に集中治療を受け、1年後にHIVウイルスに感染されていないことが確認された。

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