南中部沿岸地方ダナン市では最近、女性が路上で、自転車に乗った男に不審な液体をかけられるという通り魔事件が頻発していたが、同市警察がこのほど容疑者を特定した。
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通り魔事件の被害に遭ったのはいずれも若い女性で、信号待ちや携帯電話の使用中に不審な液体を浴びせかけられたという。男は女性たちがパニックになっている間に自転車でその場を立ち去った。
その後の調べにより、不審な液体は強力な接着剤だったことが判明。女性らは、軽度の火傷を負ったほか、衣服や車両を汚されるなどの被害を受けた。同市警察は捜査の結果、容疑者を同市カムレ区在住のオン・バン・トゥアン容疑者(29歳)と特定した。
同容疑者は取り調べに対し、市内中心部の複数の通りで、路上にいた複数の女性に接着剤を浴びせたことを認めた。
犯行の手口は、強力な接着剤を浴びせるという悪質なものだったが、同容疑者が精神疾患を患っていることが確認されたため、警察は容疑者の身柄を家族のもとに返して管理させる方針を示している。