- 詐欺拠点で7000人余りの外国人保護
- ベトナム人の具体的な数と身元を調査
- 必要に応じて迅速に国民保護措置実施
ベトナム外務省のファム・トゥ―・ハン報道官は27日に開かれた定例記者会見で、タイとの国境近くにあるミャンマー東部の犯罪拠点に監禁されていた7000人以上の外国人が保護された件について触れ、救出されたベトナム人らの身元確認を進めていると明らかにした。
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報道官は、「ミャンマー当局から我々が得た情報によると、国境付近のオンライン詐欺拠点を捜索後、ベトナム人を含む多くの外国人を保護したとのこと。具体的な人数については引き続き調査中。外務省は公安省と連携して対応に当たっている。現地のベトナム外務機関とも協力し、ベトナム国民の身元確認などを急いでおり、必要に応じて国民保護に向けた措置を展開するよう指示した」と述べた。
また報道官は、国境沿いの詐欺拠点の取り締りにおける近隣国との協力について、「法律違反は法に従って厳しく処分されなければならない。ベトナムはこれまでも、これからも状況を注意深く監視し、これら事件の被害者となったベトナム国民の保護に向けて時宜に応じた措置を講じていく」と続けた。
このほか、タイ沖でベトナム漁船がタイの艦船に拿捕され、船員4人が逮捕されたと同国メディアが報じたことについて質問された報道官は、「タイから正式な情報を受け取っていない。外務省は在タイ・ベトナム大使館に対し、地元当局と協力して情報を確認し、必要に応じて国民を保護するよう指示した」と回答した。