米経済誌フォーブス(Forbes)がこのほど発表した世界の公開会社上位2000社のランキング「フォーブス・グローバル2000(Forbes Global 2000)」に、ベトナムから8社が選ばれた。

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　この中で、ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)とベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)の2行がトップ1000入りを果たした。

　VCBは841位にランクインし、ベトナムから選出された8社の中で最高位となった。ランキングによると、同行の売上高は46億6000万USD(約6700億円)、利益は13億5000万USD(約1940億円)、資産額は818億5000万USD(約11兆7900億円)となっている。時価総額は184億6000万USD(約2兆6600億円)に達し、今回ランクインしたベトナム企業として最高となった。

　このほか、◇BID：998位、◇ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)：1159位、◇軍隊銀行[MBB](Military Bank)：1375位、◇テクコムバンク[TCB](Techcombank)：1456位、◇ビングループ[VIC](Vingroup)：1504位、◇VPバンク[VPB](VPBank)：1630位、◇アジアコマーシャル銀行[ACB](Asia Commercial Bank)：1647位となった。

　VICは、非銀行分野で選出された唯一のベトナム企業となり、売上高が77億1000万USD(約1兆1100億円)で、8社の中で最高だった。

　8社の売上高の合計は381億5000万USD(約5兆5000億円)、利益の合計は69億1000万USD(約9950億円)、資産総額は5114億USD(約73兆6400億円)、時価総額の合計は668億7000万USD(約9兆6300億円)だった。

　ランキングのトップはJPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)で、以下、◇バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)、◇中国工商銀行(ICBC)、◇サウジアラムコ(Saudi Aramco)、◇アマゾン(Amazon)、◇バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)、◇中国建設銀行(CCB)、◇中国農業銀行(ABC)、◇アルファベット(Alphabet)、◇マイクロソフト(Microsoft)などが続いた。

　日本企業の上位は、◇トヨタ自動車：14位、◇三菱UFJフィナンシャル・グループ：34位、◇三井住友フィナンシャルグループ：56位、◇ソニー：57位、◇日本電信電話(NTT)：79位、◇みずほフィナンシャルグループ：90位、◇三菱商事：97位などとなっている。