- 12bit ADCチップ「CTDA200M」
- サンプリング速度は最大200MSPS
- 7月から製造、12月から商用化予定
地場CTグループ(CT Group)は6月29日、12bit ADCチップ「CTDA200M」の設計を発表した。
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同チップは、アナログ信号をデジタル信号に変換する機能を持ち、サンプリング速度は最大200MSPSに達する。開発期間は6か月で、従来の約2年から大幅に短縮した。
設計チームによると、これはベトナム初の、サンプリング速度が最大200MSPSに達する12bitチップの設計となっている。このチップは、国防や交通、デジタル変革といった分野での利用が期待されている。
同チップの製造は、世界最大の半導体受託製造企業である台湾積体電路製造(TSMC)が7月から行う。11月にCTグループ傘下のCTセミコンダクター(CT Semiconductor)の半導体チップ組立・テスト・梱包(ATP)工場でパッケージングを完了し、12月から商用化される予定だ。