5月19日午後、ハノイ市タインスアン区タインスアンチュン街区にあるマンション「インペリア・ガーデン・アデン(Imperia Garden Aden)」のエレベーター内で、同マンションの住民の女性2人が韓国人の男から痴漢行為を受けるという事件が発生した。
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この事件の加害者は、黒い帽子をかぶって黄色いシャツを身につけた韓国人の男だった。この男は、事件当日の午後5時50分ごろ、偶然エレベーターに乗り合わせたAさんに近づき、嫌がって距離を置こうとしたAさんにしつこく痴漢行為を働いた。
男はその後、一旦エレベーターを降りて廊下に出たが、再びエレベーターに乗り、5時57分ごろに乗り合わせたBさんにも痴漢行為を働いた。
当初はBさんが16歳未満とされ、男は16歳未満の者に対するわいせつ行為にあたるとの見方もあったが、警察が確認したところ事件当日がBさんの誕生日で、満16歳になっていたことが分かった。
警察は男を召喚して事情聴取を行ったところ、男は事件発生時に泥酔しており、自身の行為について記憶が一切ないと主張している。加害者が外国人だったため、タインスアン区警察はハノイ市警察に書類を移管して捜査の引き継ぎを要請した。
これに先立つ3月4日、同区レバンルオン通りにあるビルのエレベーター内でも、市内の大学に通う20歳の女子大生が男に無理やりキスされるという事件が発生した。この事件では、警察は現行規定に照らし合わせた上で痴漢行為を働いた男に罰金20万VND(約960円)を科したが、事件後も大きな波紋を呼んでいる。