北中部地方クアンチ省チエウフォン(Trieu Phong)郡在住の男子中学生がインターネットゲームで遊ぶ金欲しさに自身の偽装誘拐を企てて、家族に身代金を要求するという事件が発生した。
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8年生(ベトナムの中学3年生、日本の中学2年生に相当)の少年D君は29日午後、自分が誘拐被害に遭っており、身代金5000万VND(約30万円)を送金してほしいという内容のテキストメッセージを家族に送信した。
父親によると、29日午後7時半ごろに妻と外出し、30分後に帰宅してみると息子の姿がなくなっていた。
午後8時半を過ぎた頃、娘のBさんのFacebookアカウントに、「息子は預かった。指定した口座に5000万VNDを振り込め。指示に従わない場合や警察に通報した場合、息子は生きて戻らないだろう」という内容のテキストメッセージが送られた。
父親からの通報を受けて捜査を開始した警察は30日昼頃、Facebookでやり取りしている際、D君の無事を確認するために写真を送って欲しいと要請。
送られてきた写真から、D君が屋根裏にいるのではと疑った警察が調べてみたところ、自宅の屋根裏に身を潜めているD君を発見し、偽装誘拐だったことが発覚。D君はインターネットゲームで遊ぶ金が欲しくて誘拐事件をでっち上げたことを認めた。