東南部地方ビンズオン省ジーアン市タンドンヒエップ街区(phuong Tan Dong Hiep, TP. Di An)を通過するブンベト(Vung Viet)通りで2月25日午後8時ごろ、バイクを運転していた女性が男に酸をかけられて死亡した事件で、同省警察は3月4日、実行犯のルウ・ホアン・アン容疑者(男・37歳)を殺人容疑で逮捕した。
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死亡したのはD・T・Lさん(女性・37歳)。Lさんは生前、同街区の市場で豚肉専門店を営んでいた。
アン容疑者は取り調べで犯行を認めており、動機について「恋人に代わって復讐するためだった」と供述した。容疑者によると、アン容疑者の恋人の女性とLさんの間でトラブルが発生し、Lさんがその恋人を罵倒したという。
容疑者は憎しみを晴らすため、酸を用意してLさんを待ち伏せした。市場を出て帰宅する途中だったLさんを発見すると尾行し、Lさん宅の近くの路上で彼女に酸を浴びせた。悲鳴を聞いて駆け付けた地元住民がLさんをビンズオン省総合病院に緊急搬送したが、Lさんは重度の火傷を負い、そのまま死亡した。
容疑者は犯行後、自身が運転していたバイクを売りさばき、複数の省・市を転々としながら逃走を続けていた。ビンズオン省警察は容疑者の行方を追い、公安省刑事警察局と南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市警察と協力し、ニャチャン市で容疑者を逮捕した。
同事件をめぐり、警察は共犯がいるかなども含めて裏付け捜査を進めている。