ホーチミン市を始めとした全国で「ガソリンが値上げされる」とのデマが広がり、多くの人々がガソリンスタンド(GS)に押し寄せた事件が8月30日に発生したが(関連ニュース参照)、同日市内にあるガソリンスタンドで、このデマが原因による火事が発生していた。
火事になったのは同市ビンタイン区にあるGSで、ここでも市内のほかのGSと同じく、早朝からフル稼働で給油を続けていた。そして午後10時15分頃、給油機から2回爆発音を発した後、突然炎上した。すぐに従業員らが消火器で消火を試みたがうまくいかず、消防車6台が駆けつけ、ようやく消火した。この火事で発火元の給油機を操作していたグエン・ティ・ゴク・タムさん(22、女性)が足に重度の火傷を負った。
警察の調べによると、発火の原因は、デマにより押し寄せた多数のバイクに、ノンストップで給油し続けたことが原因だと見て、さらに詳しい原因を調べている。