未熟卵体外受精、ベトナムでも

2005/12/27 07:05 JST配信

 ツーズー産婦人科病院(ホーチミン市)では、2006年4月頃をめどに未熟卵体外受精(IVM-IVF)を実施する予定だ。未熟卵体外受精(IVM-IVF)は最新の医療技術で、現在世界では日本、韓国、デンマーク、カナダの4カ国のみでしか実施されていない。

 不妊症の原因の1つに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という、排卵が起こりにくくなる病気がある。この場合卵胞は未成熟のままであることが多いが、未熟卵体外受精の場合、未熟卵を患者から取り出し、ある特殊な環境で培養し受精させる。一般的な人工受精(IVF)と比べて、卵巣過剰刺激症候群 (OHSS)になるリスクが無く、治療時間も短期間で済み、治療費は人工受精のおよそ3分の2だ。しかしながら、未熟卵体外受精の受精率は15‐25%で、人工受精の35‐40%に比べ低率に留まる。

[2005年12月26日 Tuoi tre紙]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 1998年4月30日にホーチミン市ツーズー産婦人科病院で、国内で初めての体外受精により誕生した3人の赤ち...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
トップページに戻る