17日、ホーチミン市の北西に位置するベンチェ省ベンチェ市ビンフー(Binh Phu)村で、交通運輸局とベンチェ省人民委員会によりハムルオン(Ham Luong)橋の着工式典が執り行われた。ハムルオン船着場から上流へ2.3km離れた、国道60号線沿いに建設される。
鉄筋コンクリート製のこの橋は、全長8.2km、そのうち橋の主要部分は1.28kmで、付属部分としてカイカム(Cau Cai Cam)橋・チョセップ(Cho Xep)橋という2つの小規模な橋と連結している。幅16mで4輪車専用の2車線、通行車両限定なしの2車線、両端に歩道が建設され、橋下の高さは20.5m。建設費用は国債により調達され、総額は5976億ドン(約43億円)、2008年完成を目指している。
現在、ホーチミン市からチャビン省、ソクチャン省などメコンデルタ南東部の省へは、国道1号線のミートゥアン橋(ヴィンロン省)でメコン川前江を渡るのが一般的だが、ハムルオン橋の開通により、これらの省への移動距離が短縮されるという。